患者さんの心に寄り添い、
不安や苦痛を軽減できる診療を目指します
教授日比 八束
患者さんの価値観を尊重し
ご納得いただける医療を提供します。
当科は2005年に発足した、内分泌外科疾患(甲状腺・副甲状腺外科、副腎外科)に特化した全国でも稀少な診療科です。そのため、これらの疾患領域に対し高い専門性をもって診療を行っています。甲状腺・副甲状腺・副腎といった臓器に対する外科的治療では、手術を安全に行うことはもちろんのこと、手術の前、手術の後でこれらの臓器から分泌されるホルモン(内分泌)の量が大きく変動しますので、その結果で起こる体の変化に適切に対応することがとても大切です。我々スタッフ全員が高度な技術と豊富な知識をもって患者さんの納得できる医療を提供することを常に目指しています。また、分かりやすい言葉で説明することを心掛け、本当に手術をした方が良いのか、手術をするならどんな方法が良いのかということを患者さんのお気持ちに寄り添い、しっかりと意見をかわしながら、診療を進めていきたいと考えています。
特徴
豊富な経験に基づいた安全な手術の提供
当科で年間に甲状腺・副甲状腺手術を約260例、副腎手術を約20例経験しています。
甲状腺・副甲状腺手術にはまれではあるものの『反回神経損傷による声帯麻痺』、『術後出血による気道狭窄』のリスクがあります。これらを極力回避するために、慎重な姿勢で手術に取り組んでいます。また、副腎手術では、2021年6月からロボット支援下手術を導入しより体の負担の少ない手術を行っています。
豊富な知識の基づいた
適切な術前・術後ケアの提供
ホルモン(内分泌)は体の状態を調整するのに必要なたんぱく質です。内分泌外科では手術前のホルモンが過剰な状態や手術後に不足する弊害に対して、高い専門的知識をもって対応しています。また当科で手術数が最も多い疾患である「甲状腺癌」に対しては、術後に再発リスクが高いと判断した場合や、もしくは再発された患者さんには放射線科、臨床腫瘍科と連携し、患者さんの意向を十分伺ったうえで手術以外の治療も提供しています。
主な対象疾患
- 甲状腺がん
- その他甲状腺腫瘍
- バセドウ病
- 原発性副甲状腺機能亢進症
- 続発性副甲状腺機能亢進症
- 副甲状腺がん
- 副腎性クッシング症候群
- 原発性アルドステロン症
- 褐色細胞腫
- 副腎がん
- その他副腎腫瘍
NEWS
お知らせ- 2023.4.11
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当講座のプレサイトを立ち上げました。スマートフォンにも対応しております。
ぜひご覧ください。
本サイトは7月1日公開予定です。